東京地方裁判所ではほぼ毎週、80件余りの不動産が競売に付されています。 ずいぶん前から、裁判所は「開かれた競売」をテーマに、専門の業者ではない一般の方々に競売に参加していただけるよう様々な工夫を行い、今までは実際に競売に参加されている一般の方が増えています。

競売により物件を市価より安く手に入れられるばかりでなく、普段あまり物件が売りに出されないエリアで物件が取得できる等のメリットもあるためここ数年皆様の関心はますます高まっているようです。
ただ、あくまでも競売は裁判所の手続きであるために書類の間違いが許されない場合があったり、取得した物件については事実上売主に瑕疵担保責任を問えない等、通常の不動産取引以上に注意が必要であることは否めません。